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佐渡島に古くから伝わる伝統的お菓子 おこし型

なまあず本舗は佐渡島とおこし型を応援しております。

型の購入は、なまあずショップ楽天市場店へ

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おこし型の型は身近な工芸品?

 おこし型の型は、木を一個一個切断し、職人が鍛錬に彫り込む芸術品です。しかしながら、古い型などを観察していると、確かに美しいのですが、専門の職人に彫られていたと思えない部分が残ります。恐らく、冬の間に手が器用な職人さんが、彫っていたと思われます。細かいモノは特殊な工具が必要と思われますが、ノーマルなタイプは普通の工具で彫れると思います。佐渡のおこし型は、既に入手困難(一部はなまあずショップ楽天市場店や、佐渡のホームセンターで購入できます)ですが、愛知県のものは、現地および通信販売で購入することができます。


おこし型の代表的な作例の鯛です。バリエーションが豊富です。この鯛は古典的なもので、1970年代に購入したものです。浅いラインもしっかりでます。佐渡のおこし型は全体的に深いものが多いです。中にあんを入れるからでしょう。その代償として、古典的なものは、起こしにくいものが多いので、初心者には難しいです。


おこし型職人の祖父の代表的な作品。古典的なおこし型の型を改良し、細かいラインがきれいに出るように工夫されています。見た目にも美しい傑作です。


古典的作品で、1970年頃の作品。40年ほど使い続けていますが、手入れをしているので未だ現役です。型は高いですが、良い型は一生使い続けられます。これからも大切にしていこうと思っています。

番外)初心者が彫ると・・・


プロと私の作品を並べてみる。上が祖父(プロ)で、下が私(3作目)の作品です。彫り上がりレベルでは遜色ない感じだったのですが(汗)。道具も調っていないとか言い訳したいところですが(実質4本の刃物で彫った)、表現力というより、どう彫ったらどう出るか?を知らない私と、おこし型を彫ることはプロだが料理することはほとんどない祖父の思想の違いが出ています。私はどうしても、起こしやすい型を彫ってしまいます。その差がひれの部分に出ています。実際私の型は起きやすいです。しかしながら、型レベルではわからない差が、起こしてみると歴然としてしまいます。

もちろん、デザインも違います。私の腕で十分彫れるようにデザインもデフォルメしているのです(かなり研究しています)。ちなみにこの起こしたあと修正しているので、上の写真の型は現在は更にパワーアップしています。




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